2016年も明けました。
このお正月休みは、穏やかで気持ちの良い晴天が続き、
たくさんの日光とともに輝かしい一年の始まりに感じられました。

kokaigawa sunshine

いわゆるオフィス勤めの仕事をしている生活ですと、
普段は地下鉄などの電車に乗ってオフィスとの往復をしている中、
なかなか太陽の光自体を意識することは少ないと思われます。
へたすると、その日の天気がどのように変化していたのか、
何時に日が沈んだのか、どのくらいの時間、日差しがあったのかなど、
まったく気づかないままに夜になってしまうことも多いものです。

それが、自然の中で外にいる時間が長いと、一日の間の日光の変化を
ダイレクトに体感することができ、天候の変化とともに、太陽の存在を
否応なく認識させられます。

日光によって体が温められたり、暑くなったり、その逆に
雲にさえぎられることで涼しくなったり、寒くなったりと
その偉大なる威力を見せつけられるのです。

そして、そうやって太陽に半ば翻弄されながらも、自分の周囲で
万物が日光の恩恵を受けて温められ、乾かされ、軽くなったり
光合成をしたりと、大きな影響がもたらせていることをも実感し、
自分を含めて、あらゆるものがエネルギーを得ていることを
ひしひしと感じるのです。

まさに、”生きている実感”そのものに思われます。
こういう時間を過ごしていると、人間も生物であり、地球の一部、
太陽系ファミリーの一員であることを自然に意識します。

 

そんな中、この頃で一番素晴らしいと思える時間は、夕暮れの黄昏時です。

大いなるエネルギーを放射した後、その威力を静かに収めようとする太陽が
オレンジに輝く瞬間は、威厳と優しさがあり、冬の冷たい空気の中に美しく映えます。

暗くなる直前のこの短い時間は、一日の労働=エネルギーの発散をした後の
余韻と合わさり、生命的なものと感情的な感覚が入り混じって、実に感動的なのです。

kokaigawa sunset Kokai sunset