日本がまだ冬の寒さに覆われている時期に
早くも早春を迎えていた南国・台湾中部にある台中市を訪れました。

元々が山岳地帯が多く、高温多雨の気候であるため、緑豊かな島です。
今でこそ電子部品やハイテク産業が盛んとなってはいるものの、
従来がサトウキビや米作が中心の農業地帯であったため、
人々は緑や自然に古くから馴染んでいます。

そんな人々の緑への愛着は、この台湾で第3の都市である台中市内でも
随所に垣間見ることができます。

台中駅からほど近い繁華街の真っただ中には、とても洗練された感じの
雰囲気の良い一角がありました。

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そのすぐ近くの歯医者さんでは、玄関回りになかなかセンスの良いグリーンが。

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そして、新しい市の中心地として整備された一角には
公園が道路に沿って長く伸びている”グリーンベルト(緑園道)”が
設置されていて、市民の憩いの場を提供し、市街地の景観を美しく彩っています。

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急激な工業化や製造業の発展の影響で、近年はPM2.5といった大気汚染も
進んでしまって問題となっている台湾ですが、
市街地の近代化が進んでも、人々の”緑を生活に取り入れる余裕”は
犠牲にはされていないようです。

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